「入職してまだ1年も経っていないけど、もう限界かもしれない」——そう感じている新卒保育士さんは意外と多くいます。保育士の早期離職率は高く、新卒3年以内に退職する保育士は約30〜40%というデータもあります。
「新卒で辞めたら次の転職で不利になるのでは?」という心配があるかもしれませんが、保育士は人手不足が深刻なため、第二新卒でも十分に転職できます。本記事で新卒・第二新卒保育士の転職事情を解説します。
新卒保育士が早期退職を考える主な理由
①理想と現実のギャップ
「子どもと思いきり関わりたかったのに、書類仕事ばかり」「もっと丁寧な保育をしたいのに、時間がない」——学校で学んだ保育と現実の職場のギャップに驚く新卒保育士は少なくありません。
②先輩・上司との人間関係
新卒1年目は特に職場の人間関係でつまずきやすい時期です。「怖い先輩に何度も怒られる」「何をしても怒られる気がして萎縮してしまう」というケースは多く報告されています。
③給与への失望
実際の手取り額を見て驚く新卒保育士も多いです。「こんなに責任が重いのに、なぜこんなに安いのか」という疑問と不満は、早期離職の大きな要因になっています。
④サービス残業・持ち帰り仕事の多さ
新卒1年目は仕事に慣れるためにより多くの時間をかけることになりがちです。周りに遠慮して帰れない雰囲気、持ち帰りが当然という文化に疲弊してしまいます。
新卒・第二新卒保育士の転職は不利?
結論:保育士業界では第二新卒でも十分に転職できます。
一般職種では「短期離職」は不利に働くことが多いですが、保育士は以下の理由から状況が異なります。
- 慢性的な保育士不足で求人倍率が常に高い(2〜3倍以上)
- 「若い人材を育てたい」という園のニーズが高い
- 保育士資格があれば職場は選び放題に近い状態
- 短期離職でも「職場環境が合わなかった」は正当な理由として理解される
新卒保育士が転職を成功させる3つのポイント
①「なぜ辞めたいのか」を整理する
転職先で同じ失敗をしないために、退職理由を明確にしておくことが大切です。「人間関係なのか」「給与なのか」「仕事内容なのか」——原因が特定できれば、次の職場選びの基準が明確になります。
②在職中に転職活動を始める
「辞めてから考える」と、精神的に追い詰められて判断力が落ちることがあります。可能であれば在職中に転職活動を始め、次の職場を決めてから退職届を出しましょう。
③転職エージェントを使う
新卒・第二新卒の転職は、保育士専門の転職エージェントを活用するのが最もスムーズです。転職後の定着率・職場の雰囲気など、求人票には載っていない情報を教えてもらえます。
「いつ辞めるか」のタイミング
新卒保育士の転職タイミングとして、よく言われるのは以下のとおりです。
| タイミング | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 1年以内 | ほかの園への抵抗感が薄い | 「すぐ辞める人」と見られやすい |
| 1〜2年目 | 若手として採用されやすい | クラス担任への引き継ぎを考慮 |
| 3年目以降 | 経験者として評価される | 転職先の選択肢が広がる |
ただし、心身に不調が出ている場合はタイミングを選ばず早期に動くべきです。年度末を待つ必要はありません。
退職の切り出し方・手続きの進め方
新卒保育士が最も困るのが「どうやって辞めを切り出すか」です。園長に相談するタイミング・引き止めへの対応・退職届の書き方など、詳しい手順は以下の記事をご覧ください。
まとめ
新卒・第二新卒での転職は「逃げ」でも「失敗」でもありません。自分に合った職場を見つけるための正当な行動です。
保育士業界は慢性的な人手不足なので、若い保育士を歓迎する園はたくさんあります。「今の職場が全てではない」という視点を持って、まずは無料の転職相談から動き出してみましょう。
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